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団塊世代から日本人の身長は急激に伸びた

伸長の科学的な分析は別にして、社会現象的にとらえるとおもしろい。日本人の身長が急激に伸びだしたのは、戦後の「団塊世代」でスタートしたことが、見てとれるからだ。昭和23年からの30年間で男子は8.7センチ、女子は4.5センチも平均身長が伸びている。ほかの時代では決して見られない現象である。

ところが、団塊ジュニア時代になると身長の伸びが停滞している。食生活はジュニア時代のほうが豊かであったろうし、生活の安定性も高かったはずなのにだ。

にもかかわらず、なぜ身長の伸びが止まったのだろうか。

基礎的環境適応能力、遺伝的伸長能力などなど、日本人の伸長のポテンシャルはこのあたりが限界なのだろうか。

たしかに、日本人の身長の伸びは踊り場で足踏みしている状況だが、限界とは断言できないように思う。背の伸びは限界に達したのではなく、それ以外の伸長を阻害する要因なために止まっているようにも見えるからだ。

この20数年、身長の伸びが鈍っているのは、子どもたちの生活環境の変化が大きいのではないか。

子どもたちが朝食をしっかり食べない、夜遅くスナック、インスタント食品などのバランスの悪い食事をする。

こうした、いわゆる「食生活の乱れ」が指摘されているし、学校でのイジメや受験などのストレス、理由もない夜更かしなどの生活悪化。家庭的には、父親のリストラや両親の不和から離婚などなど「生活環境の不安」が大きな要因となっているのではないかともいわれている。

もちろん、団塊世代は戦後の混乱のなかに生まれ、食糧不足のなかに生きてきた。1学年が220万人を超え、他の時代に類例を見ない混雑ぷりである。人的な圧迫感も尋常なものではなかっただろうし、大学進学率は急速に高くなり、受験競争によるストレスも異常に大きかっただろう。

それでも、身長が伸びた。その要因には、戦争という「死」の恐怖からの解放があった。「死」という究極のストレスを受けない時代背景が、伸長抑制因子を取り除いたのではないか。そう考えても、あながち見当違いではないように思う。

また、親の子どもへの愛情も強かった。戦前、戦中、戦後と生活する苦衷のなかにいた両親の「せめて、子どもにだけは」という思いが、乏しい食料のやりくりのなかでも子どもにおなかいっぱい食べさせたのではないか。

まだまだ自然の残る環境にいた子どもたちは、野原や裏山で目いっぱいに走り回り、すくすくと育ったのである。

皮肉なのは、長じてニューファミリー”といわれた団塊世代は、企業戦士となってそこそこの豊かさを達成したが、それゆえにか自己中心的な生き方をするようになり、家庭をあまりかえりみなくなったことであろうか。

自分の子ども時代は、必ず両親兄弟と食卓を囲んでいた朝食や夕食の光景が、彼らが親となってからは見事に消えていった。そうした、夫の生き方は、家庭的には。我関せず”的な生き方となり、妻の不満を呼ぶ。そのはけ□は家事の放棄であったかもしれない。

パートナーや子どもたちのために、自分の感情を抑える感覚を喪失した団塊世代の夫婦は、やがて自己の欲望を優先することによって、性格の不一致という名目のもとに離婚率が増加していく。

結局、被害を受けたのは、朝食抜き、夜更かしを日常とされたジュニア世代であった。団塊の親たちは、子育て放棄の無責任振りを指弾されると、〃自由放任主義”とうそぶいて、新しい子育て胎を声高に主張した。

そして、その時代、社会の進展は食べ物にも及んでいた。インスタント食品、スナック菓子という高カロリー、低栄養の食品が、子どもたちの日常の食粗となり、栄養バランスの悪化をもたらしていく。

これに1人っ子が増え、兄弟ゲンカがなくなって対人関係での学習不足が生じる。またファミコングームなど内向きの遊びによって人とコミュニケーションをとる機会が減る。いきおい自己欲望型の人格が形成され、その結果、学校など大勢の人がいる場所では、自分の思いどおりにならないためストレスが強まっていく。

これは、何も日本だけの特殊な現象ではない。先進諸外国に共通する現象だという。そして身長が伸び止まっていることも共通するのである。

以上のように、人類がいまだ体験していないような、食生活やストレスが、いまの子どもたちの成長に大きな影響を与えているように見えるのだ。

4章で伸長とストレスの関係を説明するが、ストレスは確実に身長の伸びを止めるし、栄養バランスの悪化はそれ以上に大きな伸長阻害要因になる。






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